研究書 monograph

ロマンスの迷宮ーホーソーンに迫る15のまなざしー

著者
日本ナサニエル・ホーソーン協会九州支部研究会 編
ロマンスの迷宮ーホーソーンに迫る15のまなざしー
規格
46判/320頁/定価(本体3,200円+税)
ISBN
978-4-269-74026-6
ジャンル
レベル
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九州支部の研究成果15編
ホーソーンのロマンス世界への多元的な旅
15のまなざしがロマンスの迷宮を照らし出し、ホーソーン文学に鋭く迫る!
…魔じゅつ 家庭 げい術 子ども 無イシキ 言ご 毒やく 科学…
日本ナサニエル・ホーソーン協会九州支部研究会が13年間の研究活動を総括し、新たな活動の出発点として編集した論文集

書籍内容 Contents

まえがき 高島まり子

第一部 長編作品論
第一章 革命を呼び込む移民の行方 <竹内勝徳>
第二章 『緋文字』のゴシシズム <村田希巳子>
第三章 もう一つのファミリー・ロマンス <城戸光世>
第四章 『ブライズデイル・ロマンス』における改革運動 <稲富百合子>
第五章 ケニヨンのノン・フィニートとホーソーンの詩的美意識 <向井久美子>

第二部 短編及びその他の作品論
第一章 主人公の成長と<影>との関わり <高島まり子>
第二章 家庭の中の子どもたち <生田和也>
第三章 女性の身体を見る視線 <秋好礼子>
第四章 時計を巡る一考察 <松尾裕美子>
第五章 『アメリカン・ノートブックス』再考 <青井格>

第三部 ホーソーンとゆかりの作家たち
第一章 ポー、ホーソーン、ダゲレオタイプ <伊藤詔子>
第二章 メルヴィルとホーソーン <大島由起子>
第三章 ディキンスン、フラー、ホーソーンの理解者としてのヒギンスン <大杉博昭>
第四章 『アスパン文章』とホーソーンの幽霊 <齋藤園子>

特別編
紙上シンポジウム 我らが創造主ナサニエル・ホーソーンを囲んで <乘口眞一郎>

あとがき 大杉博昭/乘口眞一郎