『小学校における音楽の創造』はすべての生徒、小学校の教師、器楽教師、子どもたちと音楽を共にしている地域の音楽家にとってきわめて重要な指標である。クラスにおける音楽の指導と学習を探究し、グループでの子どもたちの音楽経験を成功させるための枠組みを与える。
理論と実践の完全なバランスを取りながら、この計り知れないほど貴重なテキストはケーススタディーと事例を含み、教室で試せる活動が注意深くデザインされているだけでなく、読者を支え、教室での子どもたちの音楽経験を発展させる幅広い実証済みの指導方法が含まれている。
実践的、哲学的、理論的枠組みに基づきながら、本書は効果的な音楽の指導と経験の基礎となる4つの重要な原理から構成されている。
● 統合:どのように子どもたちの音楽経験を結合することができるのか?
● 創造性:どのように私たちは子どもたちの音楽的探究を支えることができるのか?
● アクセスとインクルージョン:どのようにすれば私たちはすべての子どもたちに適切な経験を与えることができるのか?
● コラボレーション:どのようにしてこれらの目的に達するために共に活動するのか?
明確で理解しやすく人をひきつけるスタイルで書かれており、『小学校における音楽の創造』はクラスで活動する際、読者の音楽的背景、もしくは指導の背景がどのようなものであれ、読者が必要とする確信を本書は提供する。(本書より抜粋)
書籍内容 Contents
序章
第1部 背景の設定
第1章 私たちはどのようにしてここにたどり着いたのか?~クラス全体の器楽及び声楽の教育の歴史的、社会的背景~
第2章 クラス全体の器楽及び声楽の教育の現代的な背景
第2部 アクセスとインクルージョン
第3章 成長する音楽家
第4章 包括的な音楽のクラス授業の促進
第5章 音楽のスタイル、ジャンル、伝統~グローバルな音楽的遺産の創造~
第6章 特別な教育的ニーズを持つ人たちを含めること~クラス全体の器楽及び声楽の教育~
第3部 統合
第7章 クラス全体の器楽及び声楽の授業における音楽学習への統合的アプローチの採択
第8章 クラス全体の声楽活動における統合的アプローチ
第9章 カリキュラムにおける音楽への統合的アプローチ
第4部 創造性
第10 章 創造的過程
第11 章 創造性と器楽の演奏技能の発展
第12 章 創造的成長の認識
第5部 コラボレーション
第13 章 学校を越えたパートナーとの協働的な音楽の指導と学習
第14 章 計画、指導、学習への協働的アプローチ
第6部 評価、査定、反省
第15 章 評価、査定、反省
索引