フォークナー短編小説集
- 著者
- 依藤道夫 訳
- 規格
- 46判/408頁/定価3,080円(本体2,800円+税)
- ISBN
- 978-4-269-82058-6
- ジャンル
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- 他
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ウィリアム・フォークナーは生涯の大半を故郷ミシシッピー州で「農夫」として過ごしたが、深南部の土地に根付き、まさに土霊を帯びた語り部のように意味深い諸作品を産みだしていった。日本では例えばヘミングウェイに比しても地味に映りがちだが、その文学の壮大さや深遠さ、魂を揺さぶるような情熱の激しさ、厳しさにおいては優れども決して劣るものではない。連作小説を旨とする彼の文学世界において短編は非常に重要な位置を占める。フォークナーの作品世界の全体像の把握・理解のために扱う時代を順に追いつつ南北戦争から第二次世界大戦に至る時間の流れに沿って並べた、密度の高い訳語による新訳作品集。
書籍内容 Contents
紅い葉
ウォッシュ
待ち伏せ
納屋が燃える
ビジョザクラのかおり
あの夕日
裂け目
エミリーのバラ
乾燥した九月
猟犬
デルタの秋
滅せず
訳者解説