第一部
第一章
佐藤春夫「西班牙犬の家」の謎をめぐって
ーラスキンとホイッスラーの絵画論争を軸にー
第二章
D・G・ロセッティとワッツ=ダントンの関係をめぐって
ー芥舟、秋骨、シャープとケインを媒体としてー
補遺 山口恵里子「ロセッティの裸体画にみる"Nature"
ーウォッツ・ダントンとの関係を踏まえて」概説
第三章
漱石とD・G・ロセッティ、ラスキンおよびブラッドン
補遺 拙論「漱石の<美しい女>のイメージをめぐって」
第四章
國木田獨歩『欺かざるの記』を比較文学的に読む
ーワーズワス、エマソン、カーライルー
第五章
獨歩とワーズワスー短編「小春」をめぐってー
第二部
第六章
ヴィーナス・タンホイザー伝説をめぐって
第七章
黒岩涙香譯述『人の運』の原典をめぐって
第八章
川端康成『雪国』ー「鏡」の中の世界ー