研究書 monograph

意味することのもどかしさ

ーシェイクスピアにおける言語と人間的行為の研究ー

著者
村井和彦 著
意味することのもどかしさ
規格
A5判/360頁/定価(本体3,800円+税)
ISBN
978-4-269-72123-4
ジャンル
レベル
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シェイクスピア批評と演劇テクストの分析
シェイクスピアの言葉の世界を縦横無尽に駆けめぐり、意味することと人間的行為の本質に迫る、精密な読みに基づく珠玉の演劇論。

書籍内容 Contents

『タイタス・アンドロニカス』における人間的行為の変貌
『リチャード二世』におけるレトリックと意味
『アントニーとクレオパトラ』における動作主名詞と誇張の用法
『終わりよければすべてよし』における言語のテーマ
『ロミオとジュリエット』における複合語の使用について
『冬将軍』における呼格の用法
『あらし』における監禁の意識
『ヘンリー五世』における演劇的遠近法
『尺には尺を』における言葉のいかがわしさ
『コリオレイナス』における政治的言説と行為
『オセロ』におけるシノミニーとメタ言語的意識について
フォルスタッフ三部作における演劇的言語について
『真夏の夜の夢』における文体と観客
『リチャード三世』における宗教と政治
宗教的行為の演劇化について
『間違いの喜劇』における"and"の用法