研究書 monograph

ロレンスの贈り物 新たな<生>の探求 

著者
内田憲男 著
ロレンスの贈り物 新たな<生>の探求 
規格
A5判/348頁/定価3,780円
ISBN
978-4-269-72102-9
ジャンル
レベル
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真の結びつきとは?
人と人との関係を根源より問うD.H.ロレンス
初期から後期までの作品10数篇を取り上げ、新しい「人間の生」を模索したロレンスの姿を浮き彫りにする。E.M.フォースターの作品論も併せて収録。

書籍内容 Contents

序章
文学理論とD.H.ロレンス<<『虹』を手がかりに>>

第一章 初期ロレンス
(『白孔雀』/『侵入者』)

第二章 中期ロレンス
(D.H.ロレンスとヴィクトリア時代 <<『息子と恋人』と『虹』を手がかりに>> /  「プロシャ士官」 / ロレンスにおけるモダニズム <<『虹』と『恋する女たち』を手がかりに>> /  性差の揺らぎ--ロレンスの『弧』を読む-- / 『ロスト・ガール』 / 『アロンの杖』の特質)

第三章 後期ロレンス
(『セント・モア』の主題の曖昧さについての一考察 / 『羽鱗の蛇』 / 「チャタレー小説」におけるイングランド社会--『ファースト・レディ・チャタレー』の面白さ--)

第四章 E.M.フォースター、R.ブルック、D.H.ロレンス
(『天使も踏むを恐れるところ』 / 『ハワーズ・エンド』 / イングランドを文学的な視点で研究する立場から--R.ブルックとD.H.ロレンスについての一考察--)

第五章 研究エッセイ
(D.H.ロレンスとE.M.フォースターの作品について)

書評