第1部 ロマン派における「時」と「永遠」
ロマン派の子供像
ワーズワスによる「永遠」の探求
『逍遙』におけるワーズワスの時間意識
『逍遙』におけるワーズワスの想像力の働き
第2部 ロマン派的自然観の継承と変質
シャーロット・ブロンテ『ジェーン・エア』
『フィリックス・ホールト』およびその他の「政治」小説再評価
エゴイストをめぐる二人の女
ジョージ・メレディス『十字路邸のダイアナ』と噂の女キャロライン・ノートン
トマス・ハーディ『日陰者ジュード』
V・ウルフ『灯台へ』
第3部 ロマン派的自然観からの逸脱と実存主義的人間観
ヘンリー・ジェイムズ「密林の野獣」
ジェイムズはヴィクトリア朝作家の一人なのか
ジェイムズの芸術的信念をめぐって
ジョウゼフ・コンラッド『秘密の共有者』
コンラッド小説と「男性的女性」