イェイツの世界歴訪
「おお栗の樹よ!大いなる根を張る花咲く樹よ」
西欧の知的伝統に深く根ざし、見事に花開き聳え立つ大樹ー子の英語世界最大の詩人イェイツの壮大な詩的世界に分け入る。
人生を悲観と観ずるに至ったとき、人は眞に生き始めるのだーイェイツ
序章 土地神
第二章 概観
第三章 「はだかで歩くこと」
第四章 恐ろしい美の誕生
第五章 歌う黄金の小鳥
第六章 想像の霊界
第七章 わが誇りー屹立する古塔
第八章 絹のキモノの二人の娘
第九章 狂女ジェインの変移
第十章 美への献身と魂の救済--ホメロスの道こそわが道--
第十一章 没落と終焉に立ち向かう詩人
第十二章 モード・ゴン「イメージ」と化す
第十三章 悲劇の群像とわが栄光
第十四章 生とその木霊
第十五章 騎馬の人よ、逝け
第十六章 弧塔と化す--イメージの成就--