図版一覧
序 ダンの時代,パラドックスの時代
第一章 愛と修辞のパラドックス
1 何故否定か−『ソングとソネット』−
2 愛の讃歌は愛の謳歌か−『エレジー』−
第二章 都市と諷刺のパラドックス
1 フォールン・エンジェルのサティスファクション−「腕輪」の場合−
2 ロンドンの詩人ダンのロンドン−『諷刺詩』−
第三章 マニエリスムのパラドックス
1 マニエリスムの諸相
2 ダンの絵画的エレジーと北方ルネサンスの絵画
第四章 近代と懐疑のパラドックス
1 ルネサンス世界の解剖 中世の終焉としてのルネサンス−『第一周年追悼詩 世界の解剖』−
2 ルネサンス精神の遍歴 中世と近代の連続性−『第二周年追悼詩 魂の遍歴」−
第五章 死と宗教のパラドックス
1 交錯する十字架−「十字架」の場合−
2 天上の肉,地上の魂 ルネサンスの死,ダンの死−『葬送歌』−
3 大いなる驚異「世界」のパラドックス,「死」のパラドックス−『聖なるソネット』−
第六章 無のパラドックス
1 パラドキシカル−頌歌「無礼讃」−
2 鈍く弱々しい無と美しく神々しい無−ダンの「無」−
結
註
参考文献
初出一覧
あとがき
索引