英語教育実践現場へ20の提言
英語教材を見る多様なまなざしは、授業実践ストラテジーの宝庫である。英語教育に携わる英語学・英米文学・比較文化論の専門家が、中学校・高等学校の現場で奮闘する英語教師に贈る授業実践のヒント集
第1部 主として中学校教師の視点に立った提案:
英語教育とアルファベット(瀬田幸人)/
中学校教材としてのナーサリ・ライム(小迫 勝)/
おしゃべりがはずむためのしくみを探る(吉田悦子)/
英語史を通して学ぶ異文化・自文化理解(脇本恭子)
第2部 主として高等学校教師の視点に立った提案:
変容する英語と英語教育(家入葉子)/
英語教師に求められる専門性(中尾佳行)/
高校の授業で時には英詩を読もう(中川 憲)/
間テクスト性をもった英語詩を利用したリーディング指導(西原貴之)/
アンデルセン「ナイティンゲール」を読む(福永信哲)/
短編小説の読み方(田淵博文)/
シェイクスピアを高等学校で教える(正岡和恵)/
英語教育における「物語」の活用例として(宮崎隆義)/
真のコミュニケーション能力の育成のために(寺西雅之)/
言の葉と地の名(地村彰之)/
文学テクストの文体と読み(今林 修)/
名詞節を導くthat の省略について(平山直樹)/
第3部 英語教師全般の視点に立った提案:
多読指導法の実践とその効果(那須雅子)/
松江の英語教育今昔(伊野家伸一)/
言語の縦糸と横糸の一考察(大野英志)/
初期近代英語からみた現代英語の否定構造(松浦加寿子)