株式会社 英宝社 TOP 研究書 アリアドネの糸
物語の線を、小説の深層構造ととらえ、アリアドネの糸の線で、小説の構造の迷路を読者に辿らせる。 ヒリス・ミラーの「アリアドネ・プロジェクト」四部作の第一作、本邦初訳なる。 ヒリス・ミラーはアリアドネの糸を体につけて迷路を辿る蟻さながらに、小説の語りの理論の秘密の手がかりを求めて、物語の語り線の迷宮を辿り、小説の構造と機能を照らし出す。本書は、語りにおける言語の役割を「線」「キャラクター」「アナストモーシス」「フィギュア」の4点に収斂させて、語りの理論がはらむ迷路の地図を描き上げ、小説の読みの新たなる視座を示す。
訳者まえがき / 凡例 / まえがき 中断 / 謝辞
第一章 線(ライン) / 第二章 キャラクター / 第三章 アナストモーシス / 第四章 フィギュア
原注 / 訳注 / 『アリアドネの糸』解説 / おわりに
索引
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