1.国家・身体・民族
亡命者たちとバラバラ死体−『オルノーコ』から『ロビンソン・クルーソー』へ−(服部典之)
リリパットの国家身体−『ガリバー旅行記』における近代古代論争−(武内正美)
有機休としての国家と女性の肉体−スコットの『ミドロジアンの心臓』−(米本弘一)
アメリカのユダヤ人、その生と死−『ラヴェルスタイン』における病い、身体、自己−(片渕悦久)
「崇高」という病い−「享楽」の『コズモポリス』横断−(渡辺克昭)
2.科学・身体・神経
『終わりよけれぱすべてよし』と精神的不調−『二人の貴公子』を照射して−(三浦誉史加)
クラリッサの死因−メランコリーとショックと神経と−(仙葉豊)
理性、汎神論、そして再発見される身体−ウィリアム・ワーズワス−(小口ー郎)
観相学から骨相学へ−『フランケンシュタイン』における身体性−(小川公代)
ヴァージニア・ウルフの病気のヴィジョン−セプティマスと戦争神経症−(太田素子)
3.表象・身体・狂気
ヴィクトリア朝における女性の衣服と身体−コルセットをめぐって−(西村美保)
リアム・オフラハティーの小説世界−存在の矛盾そして狂気−(春木孝子)
現代詩に見る身体モチーフ−モダニズムからポストモダニズムヘ−(白川計子)
研ぎ澄まされた聴覚−『しあわせな日々』におけるウィニーの腹話術的声の身体−(垣口由香)
難病の視覚的表象−戯曲、映画、テレビの中のジョゼフ・メリック−(山田雄三)