刊行にあたって
中埜先生と重いカバン 仙葉 豊
中埜さんと私 高岡幸一
和顔施(わがんせ)との出会い 細谷行輝
目本人のドイツ像
−その歴史的変遷をめぐって− 中埜芳之
ドイツ中世におけるもっとも重要な徳操milte 尾野照治
カフカの『掟の前で』 片柳榮一
ラシーヌの悲劇『フェードル』における罪業の展開 高岡幸
文学的人間学の現状と展望−ドイツ語圏における状況を中心に− 津田保夫
イデオロギーとしての<文化>−世紀転換期におけるプラハ・ドイツ人社会− 三谷研爾
ワーズワスの"natural piety"考 宮川清司
立志と神−富太郎・敬宇・鑑三− 岡部雄三
超主観的な詩作品の創造と雰囲気−目本の連歌を例にとって− 小川侃
神経衰弱とは何であったか−漱石・ビアード・ノルダウ− 仙葉豊
蒼宵を振り仰ぐ阿修羅像−宮沢賢治、そしてゲオルク・ビューヒナー− 谷口廣治
平和主義者レフ・トノレストイと内村鑑三の信仰 津久井定雄
ケンペル『日本誌』とビュッシング 中 直一
過去と現在を結ぶ
−ポスト杜会主義時代におけるロシア古儀式派教徒のアイデンティティ化− 伊賀上菜穂
マルーフ研究序論−そのオーストラリアン・アイデンティティの形成と変容− 嘉数勝美
日本におけるスキー文化の変遷−レジャー産業とメデイア・イメージ生成をめぐって− 関口英里
「外国語」教育から「言語文化」教育への一考察 堀井祐介
渡米婦人の栞−日本基督教女子青年会(YWCA)による移民教育− 眞崎睦子
ドイツ語とコンピュータの狭間にて 細谷行輝
メーリングリストのドイツ語
−ドイツにおける新たな表現形式について− 山下仁
"Traum und Tradition: Shinrans Traumoffenbarungen und Shotoku Taishi" Oliver Aumann
感謝の言葉−あとがきにかえて− 中埜芳之
執筆者一覧
編集後記