第一章
ここにいるよ、ここに−ヘンリー・ジェイムズ、ウィリアム・ジェイムズと近代的主体概念批判
折島正司
第二章
ホーソーンとジェイムズ−アメリカ作家としての葛藤とその時代背景−
後川知美
第三章
ジェイムズとハウエルズ−共同作業者としてのアメリカ作家−
大井浩二
第四章
ラフカディオ・ハーンの捉えたジェイムズ像
里美繁美
第五章
ヘンリー・ジェイムズと世紀末−オスカー・ワイルドをめぐって−
砂川典子
第六章
ヘンリー・ジェイムズとH・G・ウェルズ−対立する二人の小説感−
八尋真由美
第七章
ヘンリー・ジェイムズとコンスタンス・フェニモア・ウルスン−文学的戦略としての搾取−
別府惠子
第八章
ジェイムズとウォートンの二十世紀−自動車・揺れる視点・創作−
難波江仁美
第九章
「軽さ」と「重さ」の狭間で−ジェイムズとウルフ−
御輿哲也
"ここにいるよ、ここに"−「あとがき」にかえて