研究書 monograph

ドラマティック・アメリカ

著者
石田 久 編
ドラマティック・アメリカ
規格
四六判/296頁/定価3,150円
ISBN
4-269-73037-4
ジャンル
レベル
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アメリカ文学の面白さを、シェイクスピアからメタフィクションまでを材料に、気鋭の研究者19名が華麗かつドラマティックに書き下ろした、意欲的な論集。

書籍内容 Contents

はしがき  石田 久

J・ヒリス・ミラーの批評−テクストの「異種混交性」をめぐって−
玉井 障

メタフィクショナル・ホモセクシュアリティ−『ユニヴァーサル野球協会』、性、サブカルチャ−
石割隆喜

アメリカという名の求心力−トマス・ピンチョン、『競売ナンバー四九の叫び』−
片淵悦久

アメリカのブロンテ姉妹批評史における「情熱」
片山美穂

文明、野蛮、進化論−オスカー・ワイルドとアメリカ−
金田仁秀

知られていないもの−スティーブン・キングの表す恐怖−
鴨川啓信

ブロントザウルス派トウェインの位置−シェイクスピア=ベイコン説の意義−
川島伸博

箱庭の窓−並行宇宙の「現実」と「虚構」−
小畑拓也

『グレンジ・コープランドの第三の人生』におけるブラウンフィールドの人間性
阪口瑞穂

トニ・モリスンと歪められた「母性」−『青い目がほしい』の一考察−
嶋 公代

ホプキンスとホイットマン
諏訪 久美子

ヘミングウェイ短編小説の時間と空間としての鉄道
平井智子

アメリカのフォークロアとフォークライフ−アメリカの子供達の生活文化−
サイモン・J・ブロナー/澤入要仁 訳

ハリウッドが引用するシェイクスピア
三浦 誉史加

『地平線のかなた』における「叔権制」
森岡裕一

クレオールのオズモンド−『ある婦人の肖像』ともうひとつのアメリカ−
好井千代

デジレはなぜ死ぬのか−「デジレの赤ん坊」における父親不在の意味−
吉野成美

サム・シェパードの家族ドラマにおける女性の神秘
セレステ・ローマン/足立賀代子・音部みはる 訳

雪のある風景−ロバート・フロストの詩−
加賀谷 真吾