研究書 monograph

スモールタウン・アメリカ

著者
大井浩二 監修 大井浩二/藤谷聖和/森岡祐一/花岡 秀/沖野泰子/中 良子/山本路恵/西川由美子/浅井千晶/貴志雅之 共著
スモールタウン・アメリカ
規格
四六判/328頁/定価3,150円
ISBN
4-269-73029-3
ジャンル
レベル
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郷愁を誘う田舎町の原風景
共和国の理念を支えていたスモールタウンが、時間の経過とともに大きな変容を遂げつつ、 いまだにアメリカ精神の内奥で、郷愁を誘うイメージと化している。 その様を、10名の研究者が実証的に跡付けたユニークな書。

書籍内容 Contents

はじめに
失われたスモールタウンを索めて 大井浩二

1 スモールタウンの形成と変容
第一章
外からのスモールタウン−ジェイムズ・フェニモア・クーパーの場合− 大井浩二
第二章
中西部とスモールタウン−『スプーン・リヴァー・アンソロジー』を中心に− 藤谷聖和
第三章
崩壊する町−禁酒小説とスモールタウン− 森岡祐一

2 スモールタウンと南部
第四章
南部スモールタウンの憂鬱 花岡 秀
第五章
ジェファソン、郵便、フォークナー 沖野泰子
第六章
南部スモールタウン小説の可能性−ユードラ・ウェルティと1970年代− 中 良子
第七章
ショーウィンドーとしてのスモールタウン−ボビー・アン・メイソンとアメリカ南部− 山本路恵

3 スモールタウンの展開
第八章
映画『バーバー』にみるアメリカン・スモールタウンの光と影 西川由美子
第九章
「理想郷」の探求−トニ・モリスンの『パラダイス』− 浅井千晶
第十章
もうひとつのスモールタウン−日系アメリカ演劇が映し出す「記憶の町」の妻たち− 貴志雅之