第一章『自負と偏見』
(一)出版までの経緯
(二)レイディ・キャサリンのこと
(三)「紳士らしさとは」?−エリザベス・ベネットの問いかけ−
(四)もっと陰を
第二章『マンスフィールド・パーク』
(一)ファニー・プライズ
(二)フェミニズム批評と『マンスフィールド・パーク』
(三)土地への愛情とポスト・コロニアリズム
第三章『エマ』
(一)甥の驚き−隅におけない叔母さま−
(二)『エマ』のエマ・ウッドハウス
(三)フランク・チャーチルの犯罪
(四)趣味は読書(ロマン派詩人の影響)
(五)「各方面のヒントによる小説の構想」
第四章『説得』と『サンディトン』
(一)『説得』−穏やかな悲しみ−
(二)オースティンのロマンス
(三)パーカー氏の改良−未完の小説『サンディトン』をめぐって−
(四)エピローグ