まえがき
一 ウォルター・スコットと歴史小説
二 『ウェイヴァリー−六十年以前のこと−』−ジャコバイトたちの夢と挫折−
三 『ガイ・マナリング−占星術師の物語−』−変わりゆくものと変わらぬもの−
四 『ロブ・ロイ』−スコットランドの二つの潮流−
五 『オールド・モータリティ−墓守老人の話−』−動乱と自由の夢−
六 『ミドロージャンの心臓』−一七〇七年以降のスコットランドのヴィジョン−
七 『モントローズ物語』−政治的対立の影に生きる人びと−
八 『レッドゴーントレット−十八世紀の物語−』−ジャコバイト主義の終焉−