研究書 monograph

英語教師のための効果的語彙指導法

−認知言語学的アプローチ− 

著者
上野義和/森山智浩/福森雅史/李 潤玉 著
英語教師のための効果的語彙指導法
規格
A5版/1148頁/定価3,150円
ISBN
4-269-66000-7
ジャンル
レベル
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書籍内容 Contents

はじめに
本書の使い方;能率的・効果的な英語習得の内容
本書で用いた用語・記号の意味
目次

イメージの基本

第一篇 総論:大脳内の言語メカニズム
第一章:英語表現の捉え方
A.多義のつながり−イメージの活用−
 1.共通のイメージ
 2.意味変化と歴史・文化のつながり
B.類義語どうしの相違−体系化の活用−
 1.同一のイメージを用いての複数の表現のカテゴリー化
 2.異なるイメージを用いての同一の日本語訳を表す複数の表現のカテゴリー化
C.抽象物を表す意味の習得−メタファーの活用−
D.つづりの複雑化−「中核後」から「語の構成要素」へのイメージ継承の活用−

第二章:語彙学習・指導のための魔去の杖
(i)投影活動 /  (ii)意味の縮小/拡大 /  (iii)状況の特定化 /  (iV)意味の良化/悪化 /  (V)部分と全体 /  (Vi)近接関係
聖書では人間は呼吸(いき)物?
人間の認職を利用した単語の捉え方

第二篇 各論:英語表現の具休的学習・指導論
1.数字と外来語
・数の捉え方(その1) /  ・数の捉え方(その2) /  ・数の捉え方(その3) /  ・英語とカタカナ語(その1) /  ・英語とカタカナ語(その2) /  ・英単語の省略と結合

2.視覚・聴覚と焦点化
・投影と焦点化 /  ・「白」は何色? /  ・光と視覚(その1) /  ・光と視覚(その2) /  ・「飲み上げる」ってどんな意味? /  ・「目立つ」にはどうしたらいいの? /  ・円と弧の結びつき

3.中心と空間
・容器と内容物のイメージ /  ・二次元の平面の広がり /  ・三次元の空間の広がり /  ・「意外」な意味の捉え方 /  ・「的(まと)を射(い)た」ってどんな意味? /  ・「近接」概念と意味変化 /  ・人間は電池である

4.知・情・意
・思考の正体(その1) /  ・思考の正体(その2) /  ・「理解」の認知メカニズム /  ・血となり肉となるためには? /  ・燃えさかる愛に火傷した?! /  ・パパとママの役割

5.言葉のメカニズム
・「話す/言う」行為に見る単語の捉え方(その1) /  ・「話す/言う」行為に見る単語の捉え方(その2) /  ・人間は自己中心的な生き物? /  ・神の目前とbefore God /  ・「時」の捉え方 /  ・時の流れ

6.移動のイメージ
・機能語の不思議 /  ・「ムカデ」に見る共通認識 /  ・連語表現の不思議 /  ・「成功」の秘訣は「移動」に在り?! /  ・危険な旅路と安全祈願 /  ・川に沿って歩けるの? /  ・「直接性」と「間接性」のメカニズム /  ・類義表現の不思議 /  ・ミサイルの仕組み /  ・文型の不思議

おわりに(英・日・韓の認知言語学的序章)
1.我が国の英語教育の現状と本書の基本理念
2.英語前置詞と日本語助詞・韓国語助詞との概念的並行性
 2.1.英語母国語話者の認識プロセス
 2.2.日本語母国語話者の認識プロセス
 2.3.韓国語母国語話者の認識プロセス
 2.4.まとめ−国際文化交流と新時代の言語教育−

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