研究書 monograph

阪大英文学会叢書4 ことばと視点

著者
河上誓作/谷口一美 共編
阪大英文学会叢書4 ことばと視点
規格
A5版/224頁/定価2,520円
ISBN
978-4-269-77035-5
ジャンル
レベル
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認知の営みと言語を眺望する
<ことば>が伝達するのは、私たちの<視点>からとらえた外界の姿にほかならない。 意味の広がりに、文法に、そして語り・テクストにと散りばめられた認知主体の<視点>から、言語のあり方の本質を見つめる。

書籍内容 Contents

? 意味の広がりと視点
・メタファーのダイナミクスと視点−Paradise Lostの叙事詩的比喩をめぐって−
・視点と共感覚表現
・身体スキーマの延長によるメトニミー表現
・文内参与者の概念拡張可能性について
・視線は走る−自動詞runの多義性と主観的移動−

? 文法と視点
・英語懸垂分詞における「主観的」視点
・典型的tough構文に伴う多義性と主体的解釈について
・視点制約と日本語受動文の事態把握
・結果構文としての日本語の複合動詞と視点
・関係節の文法化に見られる語用化メカニズム

? 語り・テクストと視点
・メタファー発話の類似性レベルと解釈過程
・物語文の現在時制における視点と文脈の変化
・話法と認知
・視覚的表象としての文字とことば