株式会社 英宝社

学生の興味を引き付ける要素を映画のストーリーの面白さに求め、西部劇映画の古典的名作『シェーン』を採り上げ、市販のDVDとの組み合わせで楽しみながら英語力の向上を図る。さらに知的好奇心をも刺激し、ストーリーの背景となっているアメリカの西部開拓史へ学生の関心を引き付けるよう、設問等に種々の工夫が凝らされている。

[ テキスト構成 ]

映画のスクリプトを完全収録、全15ユニットで構成、各ユニットは次のように構成されている。
1. Vocabulary Warm-Up
各シーンで使われている語彙の用法を確認する穴埋め問題。
2. Focus
ある語彙に焦点をあて、いろいろな表現を学ぶ練習問題。日本語と英語の表現対比。
3. Conversation Exercise
各シーンに出てくる会話表現を、実際に使われそうな日常生活の場面を想定しての練習。
4. コラム：役に立つ表現集
日常会話で使われそうな文をもとに、ペアワークで会話の練習をしたり、音読を繰り返すことによって、その能力養成を図る。
5. Practice Conversation
「コラム：役に立つ表現集」の練習問題を、さらに発展させた問題。
6. Comprehension Test
各ユニットのシーン一部を要約した英文の箇所を補充、ストーリーの展開把握を試みる。
7. Q & A
各シーンのポイントになる事柄についての設問。作文能力養成を目指す。
8. Quiz
テキストの練習問題を確認する小テスト形式の問題。（教授資料に添付/CD付）

[ 鑑賞の手引き ]

『シェーン』ではグラフトンの店が重要な舞台となっているが、西部開拓時代のアメリカではこうした雑貨店（general store）が町の発展の中心的な機能を果たしていた。さまざまな商品の販売はもとより、駅馬車の経由拠点、郵便局、ホテル、酒場などとして住民の生活に欠かせない役割を担っていた。映画では描かれていないが、グラフトンの娘のシェーンが学校の教員をしており、ボブも通っている。開拓時代の西部は教育熱が高く、女性の数少ない職業の一つであった・・・。