英文を瞬時に理解し発信するための文法知識
例えば、I gotta study this evening. という英文を聞いて瞬時に理解し、また自らもこの英文を発信できるには、次のような文法的知識が不可欠である。「~しなければならない」という意味を表すhave to ~とほぼ同じ意味でhave got to ~が使われ、くだけた言い方ではhave が脱落しgot とto は連結してgottaとなりgotta の[t] は有声化して日本語の「ラ」のような響きになりgotta ~は「~しなきゃ」という意味になることを知っている必要がある。本書は、英文法の基礎を音声の面からマスターするためにも編集されている。練習問題は、英文和訳、書き換え、並べ替え、語形変化、ディクテーションとバラエティーに富んだ形式になっている。英文はやさしいものばかりだが、同じ内容を書く、話す、聞いて理解するとなると難しいと感じるかもしれない。しかし、口と耳を使って何度も繰り返し訓練を重ねていくと、英文をインプットし、アウトプットするコツが身についていき、英文を覚えるとは音を覚えることであると実感できるだろう。
本書の構成 *例:unit 1
(1) be 動詞の種類と語形( 2) be 動詞の用法[ PRACTICE]A)次の英文を日本語に訳しなさい。B)日本文の意味になるように空所を補充しなさい。C)日本文の意味になるように括弧内の語を並べ換えなさい。 D)指示に従って英文を書き換えなさい。E)英文を聞き空所を補充しなさい。F)英文を書き取りなさい。
Unit 1 現在形(1)be 動詞 ~現在における事物の同一性、性質、存在~
Unit 2 現在形(2)一般動詞 ~現在における状態、行為~
Unit 3 過去形 ~過去における状態、行為~
Unit 4 疑問詞 ~WH 疑問文による質問~
Unit 5 未来形 ~未来における状態、行為~
Unit 6 完了形 ~現在から過去・未来における状態、行為~
Unit 7 助動詞 ~状態、行為に添える話者の気持ち~
Unit 8 名詞・冠詞 ~物の数え方と捉え方~
Unit 9 受動態・命令文 ~態の選択、行為の要求~
Unit 10 不定詞・動名詞 ~to+ 動詞、動詞+ing~
Unit 11 Here, There 構文 ~ 事物の出現、存在~
Unit 12 It 構文 ~「それ」以外のさまざまなit の用法~
Unit 13 前置詞 ~時間、空間、場所の示し方~
Unit 14 接続詞 ~語句、文の繋げ方~
Unit 15 関係詞・仮定法 ~情報の後置追加、仮想化~