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映画で見るジェンダー

Let’s look into various issues in Japan and America through films!

著者
伊藤公雄/國友万裕/安田優/松本恵美/轟里香
Lisa Miller/朴育美/長岡亜生/仲川浩世/船本弘史/後藤リサ/須田久美子/ 奥村玲香/チアノ典子/友田奈津子/杉原由里子/豊島知穂/今井朋子
映画で見るジェンダー
規格
B5 判/110 頁/定価(本体2,300 円+税)
ISBN
978-4-269-11043-4
ジャンル
レベル
中級
教授資料・CD完備(小社ホームページから音声のダウンロード・ストリーミング再生可)d
PDF
音声
  • DISC 1 ダウンロード
  • DISC 2 ダウンロード
  • ストリーミグ

    コミュニケーションに役立つジェンダー 知識と総合的英語力を身に付ける

    日本とアメリカの文化や社会を、ジェンダーを手掛かりに読み解きながら総合的な英語力を高めることを目的としたテキスト。専業主夫・主婦に関わる問題や独身者に対する差別、LGBT に関する課題などジェンダーの問題は生活の至る所に関わっていて、女性だけではなく男性にも大いに影響している。世界中で取り組まれているこの問題についての理解を深め新たな視点を得ることは日々の生活を送る上でも、また全く異なる文化圏で育った人たちと英語でコミュニケーションする際にも役に立つ。本書は男性学の権威である伊藤公雄氏と、映画とジェンダーを専門に研究する國友万裕氏が書き下ろしたエッセイを軸に構成されている。これらのエッセイでは様々なトピックが日本映画とアメリカ映画に言及する形で論じられており、ジェンダーについての考え方を深化させ、日本文化・社会とアメリカ文化・社会の比較考察ができる。扱われている映画を見ていなくてもその内容を理解できる構成なので、特に映画好きというほどではない学生にも本書は有用である。

    本書の構成

    Pre-Exercise /映画の邦題は、英語を直訳に近い形で翻訳したものや原題とは関係なく映画の内容を示すものなど様々。タイトルが付けられた理由も考えながら映画の英語タイトルと日本語タイトルの結び付きを考える。 Exercise ①/穴埋め式のリスニングタスク。 Exercise ②/エッセイで使用される語彙に関するタスク。まずは辞書を使わずに、接頭辞や接尾辞、品詞などを手掛かりにして英語表現と日本語表現を結び付けてみる。 Exercise ③/エッセイ内容に関するTrue / False タスク。エッセイのどのあたりを見れば判断ができるのかを考えながら、True かFalse かを検討する。 Exercise ④/ Word Order のタスク。各章のトピックと関係した文を元に問題が作られており、エッセイの理解を更に深め、英語で議論する際にも役立つ内容が扱われている。 Exercise ⑤/ Writing / Discussion タスク。章の終わりまでに学んだ内容や英語表現などを活用して自らの考えをアウトプットする。

    書籍内容 Contents

    Chapter 01  The Ideal Man(アメリカと日本における理想の男性像について考える)

    Chapter 02  Toxic Masculinity(「男らしく」あることは有害?)

    Chapter 03  Men and Household Chores(性的役割モデルの理想と現実)

    Chapter 04  Ikumen and Fatherhood(英語圏の国では「イクメン」が普通の父親)

    Chapter 05  Sports(スポーツにおける根性論とマッチョ崇拝とは)

    Chapter 06  Fighting Men(「男らしさ」の象徴、「男らしい姿」とはどんなものか)

    Chapter 07  Ikemen--Good-looking Men(日本とアメリカの「イケメン」の定義について考える)

    Chapter 08  Artists(芸術家は女性的なイメージ?それとも男性的?)

    Chapter 09  Otaku(日本とアメリカの「オタク」のイメージについて)

    Chapter 10  Incel(世界的に広がる男たちのコミュニティ「インセル」とは)

    Chapter 11  Racial Issues and Peer Pressure(同調圧力の強い日本社会にみられる問題とは)

    Chapter 12  Romance(セクシュアリティ、パートナーシップについて)

    Chapter 13  The Elderly(高齢者をジェンダーの視点で考察する)

    Chapter 14  LGBT(日本における LGBT の現状や偏見とは)

    Chapter 15  The Age of Diversity(民主的で多様性を認め合う共生社会を目指して)

    ご注意ください Notice
    小社のテキストは主に大学の授業で使用されるものです。一般のお客様・学生の方向け(自習用)の訳・解答等は一切付属も、ご用意もしておりません。あらかじめご了承ください。