研究書 monograph

イメージとしてのインタープロトタイプ

第2言語習得研究の新展開

著者
佐古 恵里香 著
イメージとしてのインタープロトタイプ
規格
A5版/216ページ/定価4,400円(本体4,000円+税10%) 
ISBN
978-4-269-77064-5
ジャンル
レベル
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留学生を対象とした日本語教育に携わってきた著者が従来ブラックボックスとされていた中間言語の多元的要因の解明に向けた複合的な研究を目指し、言語表現とイメージを1つの言語複合体構造として、学習者の中間言語の体系をイメージの側面から解明する。

書籍内容 Contents

はじめに

  • 先行研究と問題提起

 1.1 研究背景

 1.2 第2 言語習得に影響を与えた言語の研究

1.3 第2 言語習得研究の歩み

1.4 中間言語の6つの特徴

 1.5 中間言語の連続体

 1.6 第2言語習得における初期値

 1.7 第2言語習得における発達段階と習得順序

 1.8 ことばの意味とプロトタイプ形成

 1.9 問題提起

 1.10 まとめ

  • 研究目的

 2.1 用語の整理

 2.2 理論枠組みの整理

 2.3 研究目的

 2.4 研究課題

 2.5 まとめ

  • 研究方法

 3.1 調査概要

 3.2 予備調査

 3.3 目標言語・目標文化の「浸透性」の分析方法

 3.4 共通特徴の分析方法

 3.5 まとめ

  • 実証的検証①短歌・短編小説の一部

 4.1 予備調査(花の諸相)

 4.2 調査概要

 4.3 分析

 4.4 考察

 4.5 まとめ

  • 実証的検証②ことわざ

 5.1 調査概要

 5.2 分析

 5.3 考察①日本語母語話者の評価者が「弱肉強食」に各評価点を与えた理由

5.4 考察②日本語母語話者が各評価点を与えた理由

5.5 まとめ

  • 実証的検証③民話

 6.1 調査概要

 6.2 民話の内容

 6.3 調査方法

 6.4 分析言語項目と視覚イメージにおける全体把握と場面把握

 6.5 分析言語項目と視覚イメージにおける個別要素の把握

 6.6 考察

 6.7 まとめ

  • 視覚イメージと中間言語の6つの特徴の分析

 7.1 浸透性

 7.2 遷移性

 7.3 化石化

 7.4 体系性

 7.5 普遍性

 7.6 可変性

 7.7 母語の転移とは

 7.8 中間的なプロトタイプとは

 7.9 まとめ

  • インタープロトタイプ仮説の検証

 8.1 実証的検証

 8.2 インタープロトタイプ仮説の妥当性

 8.3 目標言語や目標文化のプロトタイプ形成に至るまでのルート分岐

 8.4 まとめ

  • 第2言語学習者における認知プロセスの解明に向けて

 9.1 Langacker(2001)Current Discourse Spaceの考え方

 9.2 全体解釈と個別解釈

 9.3 全体把握と細部把握

 9.4 中間言語の連続体

 9.5 まとめ

  • 視覚イメージを取り入れた指導法

 10.1 課題点の整理

 10.2 適切な視覚イメージが共有できる環境作りの大切さ

 10.3 日本語授業におけるICTの活用

 10.4 ICTを活用することによる学習効果の考察

 10.5 まとめ

  • 言語表現における視覚イメージの機能や役割

 11.1 視覚イメージの機能

 11.2 視覚イメージの役割

 11.3 視覚イメージを研究する意義

 11.4 視覚イメージの可能性

 11.5 今後の課題

 11.6 まとめ

  • 日本語学習者の心の中に内在する習得メカニズム

 12.1 第2言語習得における言語処理プロセス

 12.2 学習者の心の中に内在する視覚イメージの段階性

 12.3 視覚イメージを分析に取り込んだ結果

 12.4 認知プロセスとインタープロトタイプ形成

 12.5 人間の持つ基本的な能力としての推論の機能

 12.6 まとめ

おわりに

略号

参考文献

謝辞

参考資料

表目次

図目次