T.S.エリオットの詩劇を徹底的に「精神分析」する!
ノーベル文学賞詩人T.S.エリオットの「家庭劇」『一族再会』『カクテル・パーティー』『秘書』『老政治家』を「心理学的」観点から読み解く、公認心理師・臨床心理士・保育士の著者による不安な現代を解き明かす学際的な批評。【目次】
序文
第1章 『一族再会』と「アイデンティティ・クライシス」--あるいは、「メランコリー性妄想」--
第1節 アイデンティティ・クライシス
第2節 メランコリー性妄想
第2章 『カクテル・パーティー』の心理療法
第1節 『 カクテル・パーティー』の「作劇術」
第2節 自己の不一致
第3節 無意識を意識化する
第3章 『秘書』の「心理学」--アンチ・オイディプス--
第1節 『秘書』のあらすじ
第2節 『秘書』の「心理学」
第4章 『老政治家』における「ペルソナと個性化」の問題
第1節 『老政治家』のあらすじ
第2節 父と娘、父と息子
第3節 仮面を剝ぐ
第5章 ライフサイクルとして読む「家庭劇」--その完結--
第1節 ライフサイクルの4 つの「段階」
第2節 モラトリアムの終焉
第3節 孤立と親密
第4節 世代継承性の願望と挫折
第5節 英知と統合
結論
注/参考文献/あとがき