これまで「男らしい」「女嫌い」の作家と評されてきた、イギリスの小説家コンラッド。そのイメージを覆す、「コンラッドと女性」という問題について作家と深く関わった三人の女性に焦点を当てて作品世界を論じた、新たなコンラッド研究。
【目次】
序章 「コンラッドと女性」という問題
第一章 母エヴェリーナ
第二章 ポラドフスカ夫人
第三章 妻ジェシー
第四章 『オールメイヤーの阿呆宮』に見る母エヴェリーナの影
第五章 政治小説に見る母エヴェリーナの影――『ノストローモ』と『西欧人の眼に』をめぐって
第六章 『チャンス』に見るコンラッドの結婚
第七章 『勝利』に見るコンラッドの結婚
あとがき
索引
参考文献