研究書 monograph

英国小説研究 No.30

著者
『英国小説研究』同人[著]
英国小説研究 No.30
規格
46判/192頁/定価2420円(本体2200円+税10%)
ISBN
978-4-269-72162-3
ジャンル
レベル
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『英国小説研究』は、イギリスの小説や小説家に関する論文を収める同人誌で、第1冊は1954年に刊行されている。第30冊には、オースティンの『分別と多感』、エッジワースの『愛顧』とオーエンソンの『オドンネル』、ディケンズと「堕ちた女」、ゾラとハーディ、 19 世紀末の女性の身体、霊界とシャーロック・ホームズを分析した論文を収録した。

書籍内容 Contents

オースティン『分別と多感』における約束

(西山 徹)

素人芝居演目として選択されたヴォルテールの『ザイール』

──エッジワースの『愛顧』とオーエンソンの『オドンネル』の場合

(鈴木 美津子)

セクシュアリティのゆくえ

――ディケンズと「堕ちた女」の教育

(新野 緑)

感覚と「芸術」としての小説

――印象派・ゾラ・ハーディ

(金谷 益道)

世紀末の身体文化と反/フェミニズムの言説

(市川 千恵子)

唯物論とスピリチュアリズム

――シャーロック・ホームズの憂鬱

(伊勢 芳夫)