序章
第1部 作家と表現
第1章 アレゴリー解体−「若いグッドマン・ブラウン」あるいは失われた自己の物語−
第2章 毒/薬の寓話−「ラパチーニの娘」とその死をめぐって−
第3章 交錯する視線−「僕の親戚モリヌール少佐」のストレンジャーたち−
第2部 作家と歴史
第4章 見せしめから矯正へ−『緋文学』の立ち上がる個人−
第5章 進歩と衰退−「優しい少年」に見るホーソーンの歴史観−
第6章 幸福の追求と荒野−辺境開拓物語としての「ロジャー・マルヴィンの埋葬」−
第3部 職業作家ホーソーン −歴史に辿る市場経済−
第7章 無邪気な子供と資本主義−『おじいちゃんの椅子』と歴史をめぐって−
第8章 屋敷は残った−『七破風の屋敷』における資本主義の精神とその行方−
参考文献(各章別)
初出一覧