アメリカ詩を楽しみつつクリティカル・シンキングを訓練する
アメリカ詩の理解を通してアメリカ文化を学ぶことを目的につくられたテキスト。アメリカ詩を楽しむばかりでなく、その内容を通じてアメリカ文化を学び、さらに実践的な思考能力や英語による発信能力の訓練ができるようデザインされている。詩を理解するためのいくつかの設問に答えたのち、詩の内容についての考察を短い英文で書く訓練を通じて、物事を多角的・多面的に考える能力、いわゆるクリティカル・シンキングの力を身につけられるようになっている。詩の内容を楽しみながら、世界を様々な視点から見る力を養うことができる。詩は、それぞれが小さいながらも独自の世界をもった文学作品であり、その内容をいくつかの視点から検討してみることはクリティカル・シンキングの実践的な訓練になる。詩をあまり読んだことがない、あるいはアメリカ詩の楽しみ方がよくわからないという人へのヒントとして、詩の楽しみ方についての英文ガイドをIntroductionおよび3 章が終わるごとにGuide 1 〜 5 として配置している。
[ 本書の構成 ]
1) 詩の楽しみ方についての英文ガイド(アメリカ詩にどのように接して良いかわからない人へのヒントとして、詩の楽しみ方についての英文ガイド)
2) 単語力養成(それぞれの単元の最初に、詩の理解に役立つ単語力を養成するためのWord Power を設けた。 選択肢は5 つ、クイズ感覚で同じ意味になりそうな語句を線で結んでみよう)
3) 詩の内容理解(Warm-up Activity では、詩の中で使われている単語を使った穴埋め、あるいは語の並べ替えをして、詩の内容の要約を完成させる。脚韻( ライム)( 同音の反復が詩行の最後の音に行われるもの) が見つけやすい詩では脚韻(ライム) を見つける設問も付いている)
4) 詩の内容についての考察(最後のQuestions では、詩の内容についての問いに答える。問いをヒントにして自分なりにその詩が何を伝えたいかを「発見」したり、その詩で何と何が「対比」されているかを考えてみる。詩をより良く味わうと同時にクリティカル・シンキングの実践を行う。自分の書く英文の冒頭にその「発見」や「対比」をはっきりと簡潔に書くことができるようになると、それをトピック・センテンスにして英語のパラグラフを書き進めていくことができる)
書籍内容 Contents
Introduction
Lesson 1. American Lives and Loves
Lesson 2. School Life in America
Lesson 3. Mother
Lesson 4. Love (1)
Lesson 5. Love (2)
Lesson 6. Suicide, Sickness, and Death
Lesson 7. Nature
Lesson 8. Losses in Life
Lesson 9. Variety of Individuality
Lesson 10. Loneliness
Lesson 11. Poet and Poetry (1)
Lesson 12. Poet and Poetry (2)
Lesson 13. Setting of Love and Life
Lesson 14. Imagination
Lesson 15. America