株式会社 英宝社 TOP 研究書 秋元松代のフォークロア的世界
現代日本演劇史上最大級の劇作家、秋元松代。不朽の名作の「謎」が、いま明らかにされる! ―「異界」は人々に救済をもたらし、やがて“魔”に誘う― 「秋元松代は、『常陸坊海尊』以降、日常的な時間と非日常的な時間を重ね合わせた多層的な劇を数編書き、戦後日本の演劇に革命的な変化を引き起こした。フォークロア的な想像力をバネにして、時間的にも空間的にも自由自在な、魔術的な世界を創出した。」(本書の「序論」より)
本文(書籍内容):
序論
第一章 『常陸坊海尊』と「異界」
第二章 『かさぶた式部考』と「異界」
第三章 『きぬという道連れ』と「異界」
第四章 『七人みさき』と「異界」
第五章 『アディオス号の歌』と「異界」
結論
付録『七人みさき』の舞台を訪ねて
補論―『常陸坊海尊』再考
一「境界の民」の劇―もうひとつの『苦海浄土』―
二「イタコ」のダイナミズム―早野ゆかりの見事な演技―
三『常陸坊海尊』の「舞台」
あとがき
参考文献
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