研究書 monograph

<私>語りの文学

イギリス十九世紀小説と自己

著者
新野 緑
<私>語りの文学
規格
46判/376頁/定価(本体3,600円+税)
ISBN
978-4-269-72119-7
ジャンル
レベル
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鮮烈なイギリス小説論
ディケンズを中心に、オースティンからギッシングにいたる多様なイギリス作家の作品を、小説による<自己>の創造という観点から読み解く、鮮烈な19世紀イギリス小説論。

書籍内容 Contents

第1章 『エマ』における認識

第2章 『マンスフィールド・パーク』とギャスケルの『妻たちと娘たち』

第3章 『アグネス・グレイ』における自己形成

第4章 ニューゲイト・ノヴェルとライフ・ライティング

第5章 ディケンズとクリスマス物語

第6章 ディケンズ『迷子になって』と「歩くこと」

第7章 ディケンズ「信号手」の深層

第8章 エリオット『引き上げられたヴェール』とディケンズの短編小説

第9章 『フロス河畔の水車小屋』と『辛い時代』

第10章 ギッシングにおける「書く」自己、「読む」自己