序ーポストコロニアリズムの「終わり」に向かって 秦邦生/中井亜佐子
1 歴史と抵抗
1 黒い影、帝国の影 富山太佳夫
2 トロロープと西インド諸島 香山はるの
3 痕跡と抵抗 吉田裕
4 「世界の中心」から「兄弟愛」を叫ぶ 溝口昭子
2 帝国の衰退と存続
5 『カヴァルケード』と愛国心 増田珠子
6 トリニダードのデレク・ウォルコットと「国民演劇」 松田智穂子
7 捏造されたマイヨット・カペシア 齋藤みどり
3 移動、越境、故国喪失
8 自分について語ること 西亮太
9 理論は旅をする 中井亜佐子
10 カシミールのラシュディ 秦邦生
11 他者を語る試み 早川敦子
多様な「声」への応答--あとがきに代えて 早川敦子